空を切りとるのは、私。

うつ病休職中の27歳の日々徒然。

休職とアドバンテージ。

昨日はまるまる1日、

はてなブログにて
桜花 (id:oukakreuz) 様の五年間を追いかけていました。


(リンクの正しい張り方が分かっていないので、作法がなっていなかったら申し訳ありません…(;_;))


「ブルベ冬 大勝利 ネイル」
で検索していたらひょっこり出会い、本当に1日中読んでいました。
同居中の彼からは、なんでそんなずっとブログ読んでられるんだ、って言われたのですが、
そういうあなたも、1日中パワプロしてるじゃないですか、という休日の過ごし方が似た者同士。


桜花様は、プロフィールに50ヵ国以上渡航経験あり、とのことで、その旅記録も詳細でとてもおもしろく、読みごたえがあります。

また特に、私には、
新卒入社の会社での異動~結婚~上京~転職~現在、までの心の動き、思うことの変化などが非常に興味深く、
チョコレート好き、旅好き、記録中毒、星モチーフが好きなどなど好きなものが似ているからか、共感できることがありすぎるくらいありまして。
ものすごく思うことがたくさんあったので、それをきちんと言葉にして、残しておきたいと思います。


まずは改めて考えさせられたことから。

・産まれた場所によるアドバンテージ
ムラ社会に苦しむ友人がいる


という内容に触れておられる回がありました。

私は超絶本気の田舎のムラ社会出身です。
大阪出身の大学の同期が旅行で通った田舎を見て、
「こんなとこでどうやって生きたらいいのか分からない…」
と言っていたのに対して、
「いや、この町、ファミレスあるし、私の地元のほうがさらにもっともっと田舎なんやけど…」
と心の中で思ったぐらいのむっちゃ田舎者です。


なので、「都会への憧れ」は小さいころからめちゃくちゃありました。
やはり都会で暮らすと、
体験できる事の多さが圧倒的に違いますし、
小さい頃から学校や習い事などの選択肢も多いですし、
ものすごいアドバンテージだと思います。
自分の子どもを育てるなら、なるべく都会で育ててあげたい、と考える時もあります。


ですが、大学生の間、神戸に住んで、
三年経って、就活の時、
自分で地元に帰ることを決めました。


私が神戸に住んでいて
苦しくなった、窮屈に感じたことです。

・完全に一人になれる場所がない

・天の川どころか、星がほぼ見えない

そして最大が

「勝手に他人に空を切りとられる」

でした。
地平線、水平線が見られるのが当たり前で、
なににも遮られない星空を見るのも当たり前で、
そんな環境で育った私は、
神戸での三年間で心が疲れてしまいました。
いつも誰かが、何かが、私のそばにあって、私の空を勝手に、切りとってしまうのです。
まるで自分が誰かの作った小さな枠の中で暮らしているように感じていました。

近くに森林公園でもあったらまた違ったのかな~
でも夜中に一人で森林公園に寝転んで星を見る勇気は私はありません笑


さて、この私の育った環境、
人によってはなんて恵まれているの!
と思う方もいるかもしれません。

私は自然の不動だけれど刹那的な美しさを知っていますし、畏敬の念、感謝する気持ちも強く持っています。
例え商業ビルやゲームセンターがなくても、
山に入って駆け回って何時間でも遊んでいられます。
お金を使わずに遊ぶ方法なんて、いくらでも思いつきます。
大阪の友達が生きていけない環境(笑)で、私は暮らしていけます。
これは、立派なアドバンテージじゃないかなぁと思うときも時々、あります。
そして、それを自分の子どもにも持っていて欲しいと思う時もあります。

都会で育てたいのか、田舎で育てたいのか、
ぐらぐらです笑


なにがアドバンテージで、
なにがディスアドバンテージなのか、
それはどこから見るかで全く変わる。
そして、人は、誰しもないものねだり。
自分の見方次第でどうにでも変わる。



本日ブログタイトルを
「日々のあれこれ。」
から
「空を切りとるのは、私。」
に変えました。

大学生の頃に感じていた閉塞感、そして
空を、世界を、どう切りとり、手にするか、感じるかは自分次第だと確信していたあの頃の気持ち。
それを思い出させてもらいました。

新しく、スタートだな、と感じています。
桜花様、ありがとうございます。