空を切りとるのは、私。

うつ病休職中の27歳の日々徒然。

休職とお金②「傷病手当金」

こんばんは。
ダークサイドを引きずっていますが、
少し復活してきたので、頑張って書きます!


今回は、うつ病で休職するにあたって、
有難いと感じたふたつの制度、

傷病手当金
自立支援医療制度

から、「傷病手当金」について、
私の実体験(体験中)をお話しします。

※私個人の体験なので、読んでくださっている皆さんにも、全く同じことが当てはまるとは限りません。金額など細かい話はきちんと保険組合などに確認されるのが1番だと思います。


私の有給休暇は3月から10月まで。
およそ8ヶ月でした。
こんなに長く有給をくれる会社はなかなかないらしく、主治医の先生も驚いていました。
(それだけ精神的にやられてしまう社員が多いんだろうな、と私は考えてしまいましたが、、、)

ですが、私はその8ヶ月で職場に復帰できるほどは回復できず、さらに休職を伸ばすこととなりました。
なので11月からは無給休職となってしまいます。
それでは、生活できません。
金銭的な不安があっては、療養に集中できないですよね?
むしろ、不安で病状が悪化しそうです…


そこで、利用したのが、
傷病手当金」という
健康保険組合の制度です。

(「制度」ですので、私なんかが…とか思わないでくださいね!今まで頑張って働いてきたのだから、当然、請求できる権利があります!)


傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。

被保険者が病気やけがのために働くことができず、会社を休んだ日が連続して3日間あったうえで、4日目以降、休んだ日に対して支給されます。 ただし、休んだ期間について事業主から傷病手当金の額より多い報酬額の支給を受けた場合には、傷病手当金は支給されません。


》支給される期間
傷病手当金が支給される期間は、支給開始した日から最長1年6ヵ月です。


》支給される傷病手当金の額


1日当たりの金額
【支給開始日の以前12ヵ月間の各標準報酬月額を平均した額】(※)÷30日×(2/3)
(支給開始日とは、一番最初に傷病手当金が支給された日のことです。)

(※)支給開始日の以前の期間が12ヵ月に満たない場合は、次のいずれか低い額を使用して計算します。
ア 支給開始日の属する月以前の継続した各月の標準報酬月額の平均額
イ 標準報酬月額の平均額
・28万円:支給開始日が平成31年3月31日までの方
・30万円:支給開始日が平成31年4月1日以降の方



》標準報酬月額とは?
被保険者が事業主から受ける毎月の給料などの報酬の月額を区切りのよい幅で区分

標準報酬の対象となる報酬は、基本給のほか、役付手当、勤務地手当、家族手当、通勤手当、住宅手当、残業手当等、労働の対償として事業所から現金又は現物で支給されるものを指します。なお、年4回以上の支給される賞与についても標準報酬月額の対象となる報酬に含まれます。

(全国健康保険協会HPより引用:
https://www.kyoukaikenpo.or.jp)



なんやら、難しそうですが、
ざっくり、今までのお給料の3分の2ぐらいは1年6ヶ月もらいながら休めるってこと、と私は理解しました。ありがたい!
この説明はたくさん、ネットで見ました。


でも、結局のところ、いくら、本当にもらえるの?
ともらってみるまで分からない不安。
奨学金の返済や、各種保険の支払い、車のローンなどもあるので、
生活が成り立つのか不安でした。


先月、満を持して(?)
1月末までの傷病手当金を請求しました。
ひと月ずつの請求もできるみたいですが、
その都度、主治医の先生から、請求書に意見を書いてもらわないといけません。
別で診断書を書いてもらう必要は、私の健康保険組合ではありませんでした。
しかし、請求書に意見を書いていただくのも、もちろんお金をとられます。診断書みたいなものなので。(でも、保険が効きます。なんでかな?)
生活がもつのであれば、何ヵ月かまとめて請求するほうが良いのでは、と思います。


さてさて、気になる、実際の支給額ですが、

11月~1月末までで
支給額は49万ほどでした。
1日の支給額は4800円ほどとなります。
なので、ひと月で14万ほど。

支給額の計算式にあてはめると、
X÷30日×3分の2=4800円
なので、X=216,000円

働いていたころは、
だいたい毎月、通勤手当、残業手当を含めて
支給額(控除される前のいわゆる額面金額)が
21万~22万ほどでした。

単純に21万×3分の2=14万
と、確かに、ほぼ働いていたころの3分の2を支給していただけました。
(働いてた頃7ヶ月+休職中5ヶ月の12ヶ月で計算されると予想していたのですが、予想より少し多くて驚きました。どういう計算なんやろ…)


この支給額から、
健康保険・厚生年金・地方税など社会保険料が引かれます。
休んでいる間も払う必要があるので、お忘れないように!
傷病手当金から天引きして支給してくれる会社もあるそうです。
私の会社では、給料日に口座から毎月引き落としされています。
辞めた後に突然、何ヵ月分も社会保険料を請求してくるような会社もあるようなので、
どういう支払い方法になるか、休む前にしっかり確認しておきましょう(^-^)


今、ひとつ疑問なのが、
通勤手当や残業代がつかない、
基本給だけでは私は月19万ほどなので、
《支給開始日》ってのが、変わらないならば、
支給額も減らないはずなのですが……
少し不安です。
今後支給額が減額されないか、支給されてみないと分かりません。
またなにかあれば、記事にしますね。


長々と小難しい日本語が並びましたが、
有給が終わっても、最長で1年半は、主治医から意見を書いてもらえれば、額面のお給料の3分の2ほどを支給してもらいながら(社会保険料はそこから引かれるのに注意)、休むことができます。
そのことを知っていると少しは気が楽だと思います。


3分の2って生活してみると分かりますが、
絶妙な金額です。
本当に「生活するための金額」だけもらえる、という体感です。
旅行とか遊んだりはできないな…という感じ。


私は社会保険料で4万円、
各種保険(医療・車など)で2万円、
毎月6万は必ずかかります。
なので、残りは8万円。

ここから奨学金、通院費、車検のための貯金、などを引くと、生活費はかっつかつです。
同居している彼に生活費を助けてもらっているので、なんとかやっていけていますが、
家賃も生活費も全額負担してたら無理だな……(*_*)
(もともと実家から通う前提のお給料なので、家賃補助とかあればまた別なのでしょうか。休職中も家賃補助ってもらえるのかな?)


休職中、実家に帰る方もいらっしゃるようですが、
気分の落ち込みから家事ができない、金銭的にやっていけない、
というのが、大きいのでしょうね…
私は家族もうつ病に大きく関係していたので、どうしても実家にはいられませんでした。
そんな実家に頼れない人も、安心して休める制度が増えたら良いなぁ……


なので、節約する毎日です!
◎今まで使っていた化粧水などを安いものに代える(グリセリンフリーのためもあります。これもまた記事を書きたいと思っています。)
◎1円でも安く日用品を買えるように、数店舗とネットショップで価格を比較する
◎服はなるべくメルカリで安く買う
など、ちまちま節約して、なんとかやっています。


元来、ちまちまと調べものをするのが大好きなので、苦痛ではなく楽しんでやっています。
最安値で買えると嬉しくなります笑


長くなってしまいましたが、
今回は傷病手当金について、実際の支給額なども交えながら書きましたが、いかがでしたでしょうか。
「生活だけする分はお金をもらえる」
と思えれば、少しは気楽になりますよね。

皆さんが、心からのんびりと休養ができますように。
その手助けに、少しでもこのブログがなれば幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました(__)


※私は残念ながら、専門家ではないので、もし疑問などあれば、人事や健康保険組合にどんどん質問してくださいね。