空を切りとるのは、私。

うつ病休職中の27歳の日々徒然。

休職と家族。

なんと、3連投です!
伝えたいことがたくさんありすぎます。


「休職と反抗期。」にて、
2週間、台湾を旅行していた、と書きました。

実はそのうち1週間は、
ホームステイをしていました。

高校生の頃、交換留学でお世話になった家庭に、
もう一度ステイさせていただきました。


私はこのステイした家族が、大好きです。
家族全員のことを尊敬しています。
特にホストファザー・ホストマザーの、
心の広さ、懐の深さ、度量の大きさ、明るさには
10年前も、今回も本当に感激しました。


私の実の家族は、
私が物心ついた時から冷えきっていました。
家族がそれぞれ、全員仲が悪いのです。
私とはみんなは普通なのに。
私は最年少者として、とにかく無邪気に振る舞って、
空気が冷たくならないように毎日毎日頑張って、
気をつかって、
誰か怒りだなさいかとビクビクしていました。
その癖は今でも抜けません。
家族といると、頑張ってしまいます。
笑顔の末っ子仮面をつけて、
気をつかってしまいます。


ですが、台湾の家族は、
全く私の家族とは違いました。
家族全員がそれぞれ皆、仲良しで、
いつもいつも誰かが話していて、
笑いが絶えなくて、
私もまるでその一員のように扱ってもらえて、
人生で、本当に、本当に初めて、
「家族ってあったかいんや」
と知りました。

10年前と変わらず、今回のステイでも、
家族のあたたかさをとても感じる毎日でした。
唯一英語を話せるホストシスターが仕事でいないことも多く、
全く言葉の通じない家族と過ごす時間がたくさんあったため、
より家族全員の優しさや思いやりを強く感じることができました。


まずかったら、まずい!!と顔をしかめれば、それで笑いがおこって、
おいしかったら、おいしい!!とにこにこして、
楽しかったら、楽しい!!と跳びはねて、
疲れたら、疲れた!!と横になって休んで、
別れるのが寂しかったら、思い切り泣いたら良い。

思ったままを素直に表現できる場所は、
私にはここしかありません。


NHKの番組
『事件の涙「そこに寄り添う人がいれば~清輝君いじめ自殺と家族~」』
を昨日の夜、見たのですが、
その中で、お兄さんを亡くされた弟さんも、
自分の居場所を、実の家族の外に見つけておられました。
その方も、悲しむ家族を元気づけるために、末っ子として明るく振る舞う自分を演じるのに疲れた、と話しておられました。


本音を話せる場所が、
素直に感情を出せる場所が、
家族じゃなくても良い、
どこかに、あれば良い。

そのどこか、を見つけるのは大変かもしれませんが、きっとどこかにあります。
私のように、
日本ではないのかもしれません。
言葉がぜんぜん通じない相手かもしれません。


少しでも心が楽にいられるように、
そんな場所が、みなさんにも、ひとつ、ありますように。できますように。